神経痛で15分以上歩けない人は手術が必要!?専門家が解説
足が痛くて15分以上歩けない!
みなさんこんにちは。本日は、長い時間歩くと、足が痛くなって歩けなくなる原因と、手術に対する考え方ということについてお話をしていきたいと思います。
歩いていると足が痛くなる原因
歩いているとだんだんと足が痛くなっていっています病気の代表的なものとして、
・脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)
・閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)
があります。
これらの病気が原因で、歩けなくなることを、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言います。
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)とは、背骨の中にある神経の通り道が狭くなってしまう病気です。
背骨の中にある脊髄という神経の通り道のことを脊柱管といい、その脊柱管が狭くなってしまうことでさまざまな神経症状を引き起こすようになります。
脊柱管が狭くなってしまう要因には、次のようなことが考えられます。
・椎間板の膨隆
・黄色靭帯が厚くなり広がってくる
・骨が出っ張ってくる(骨棘の形成)
・背骨がずれる(脊椎のすべり)
・側弯
腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多い病気ですが、先天的に脊柱管が狭い場合もあり、若くして脊柱管狭窄症を発症することもあります。
脊柱管の特徴として、身体を曲げる(前屈)と脊柱管が広がり、身体を反る(伸展)と脊柱管が狭くなるといった特徴を持っています。
症状
主な症状としては、「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」「腰痛」「足の痛み・痺れ」などがあります。
間欠性跛行とは、歩いたり立っていたりする状態を長く続けると、徐々に足の痛みや痺れなどの症状が生じ、座って休むことで症状に改善がみられるものです。
間欠性跛行を呈する病気は他に「閉塞性動脈硬化症」という病気もありますが、この病気では姿勢は関係なく、休めば症状は改善します。
一方で、腰部脊柱管狭窄症由来の間欠性跛行では、腰を曲げた状態で休むことで症状に改善がみられます。
閉塞性動脈硬化症との鑑別
間欠性跛行の鑑別で重要なのが、上記にも記しましたが、閉塞性動脈硬化症との鑑別です。
この閉塞性動脈硬化症という病気は、放っておいたら、足にだんだんと栄養がいかなくなり、壊疽(腐ってしまうこと)してしまうことがあるからです。
診断には、
①間欠性跛行が姿勢で改善されない
②足の動脈のフレが少ない(足の血圧が低い)
③MRIなどの画像所見
などを用いて診断に至ります。
脊柱管狭窄症による間欠性跛行の対処法
あなたが脊柱管狭窄症で、歩いているときに、間欠性跛行が出現する場合は、痺れや痛みが強くなる前に前かがみになって休みましょう。
神経はとても繊細です。我慢して無理やり歩いていると神経の状態はどんどん悪くなってしまいます。
ただ、かがむのが恥ずかしいと言われる方も多いのが実際です。
そんな時は
・壁に寄りかかってスマートフォンを見ながら休む
・靴の紐を結び直す
・買い物中はカートを押す、買い物かごを置いてカゴの中身を整理する
などでその場は対応して下さい。
とにかく我慢しないことが重要です。
こんな時、手術が正解?(手術のリスク)
脊柱管狭窄症で歩けない場合、手術しか方法がないと思われている人がほとんどではないでしょうか?
実は、脊柱管狭窄症による間欠性跛行が改善する例はとてもたくさんあります。
脊柱管狭窄症によって歩くときに痛みがあることを病院で伝えると、
「もう少し様子を見ましょう」
「手術までもう少し待ちましょう」
「まだそれだけ歩ければ大丈夫です」
などと言われることが多いようですが、そのような状態で放っておくことは症状の進行をただただ待っているだけで、今後歩けなくなることは容易に理解できます。
手術をすることは問題ありませんが、手術の成功率、リスク、術後の不安などは必ず相談し、解決しておいてください。
手術は完璧なものではありません。
多くの方が《手術をすれば治る》と勘違いしています。
手術は選択肢であり、改善する可能性も改善しない可能性もあります。
そこを間違えてしまうと、もし仮に手術後に歩けなくなった時、とても後悔してしまう結果になります。
手術以外の選択肢
私たちは、まず手術以外の選択肢をオススメします。
事実、脊柱管狭窄症の神経症状で歩けなかった人が高い確率で歩けるようになっているからです。
脊柱管狭窄症は神経が圧迫されることで神経が酸欠状態となり、様々な神経症状を出現させる病気です。
しかし、脊柱管の狭窄だけでなく、筋肉や筋膜というった組織によって神経が圧迫され、歩行障害が出ている例もたくさんあるのです。
そんな場合は原因を探り、原因となる筋肉や筋膜をゆるめたり、姿勢を改善させるだけでウソのように痛みがなくなります。
もし、あなたが脊柱管狭窄症による間欠性跛行でお悩みなら、別の視点からも良くなるの可能性を見出してみてはいかがでしょうか。
私たちは理学療法士としての経験を活かし、たくさんの症例をみてきました。もし、あなたがお悩みであれば全力で相談にのります。
いつでも、ご相談くださいね。
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